私たちは臨床現場で活躍する管理栄養士を目指しています。
業務は主に『病棟栄養管理』と『栄養指導』の2つに分けられます。
1病棟1担当制を導入しており、各担当者が入院~退院までを責任を持って栄養全般についての管理を行います。
身体計測値、臨床検査値、入院病名、基礎疾患などから、医師の治療方針の元、食事、経腸栄養、輸液の3ルートを含めた、必要なエネルギー、たんぱく質、水分量の設定を行います。必要に応じて食事や輸液からの電解質の補正、制限の検討・提案を行います。
個人(入院、外来)、集団を行っています。
「入院」はクリニカルパス、退院時など各担当者が病棟栄養管理の一環として施行することが多く、多病態についての知識が必要です。
「集団」は糖尿病教室を、毎月第3・4木曜日(3月、9月は第3木曜日のみ)13:30~14:30で開催しています。糖尿病教室では、エネルギーと炭水化物を調整したデザートの提供を行っています。3月、9月は半年に一度のお楽しみプランとし、糖尿病食のお弁当や、非常食を使用したバランスの良い食事を一緒に食べながら談話したり、歯科衛生士、シューフィッターの外部講師を招いた講演を行っています。
献立、発注、納品、調理、配膳においては、全面委託です。
朝食は7:30、昼食は12:00、夕食は18:00を基準として提供しています。
食事の形態は病態(糖尿病、腎臓病、術後等)、嚥下機能(嚥下食)、検査値、基礎疾患等に応じた適正な食事提供を行っています。
配膳は温冷配膳車のため、温かいものは温かく、冷たいものは冷たくなど、適温で提供しています。
年2回の嗜好調査を行い、より満足度の高い食事提供ができるよう努めています。
「日本摂食嚥下リハビリテーション学会 嚥下調整食分類2013」のコード別に沿った嚥下食をほぼ手作りで提供しています。言語聴覚士、委託会社の管理栄養士、栄養士と共にレシピの作成、試食会を繰り返し、嚥下機能に応じた適正な食事提供ができるよう調整しています。
また学会分類2013(とろみ)早見表に基づいたお茶3段階、薄いとろみ、中間のとろみ、濃いとろみの提供を行っています。
月1回以上の、手作りの行事食提供を行っています。
お誕生日のメッセージカードと共に、病態や、嚥下機能に沿った心ばかりのデザートの提供を行っています。
年4回、津リージョンプラザ2階栄養指導室の調理室をお借りして、各テーマに沿った料理を参加者と一緒に調理し、一緒に食事を楽しみます。
以下のチーム活動に参画しています。
NST (栄養サポートチーム) |
医師、看護師、薬剤師、管理栄養士の4職種に加え、PT、ST、臨床検査技師、MSW、事務の9職種で構成されています。週1回カンファレンスと回診を行っています |
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糖尿病 | 医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士、管理栄養士の6職種で構成されています 糖尿病教室の他、世界糖尿病デーのイベント、血糖測定器の変更、糖尿病教育入院など、患者だけでなくスタッフも含めた糖尿病に関する教育、啓発を行っています 糖尿病透析予防指導も行っています |
褥瘡 | 週1回、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士で褥瘡回診を行います。写真撮影と整理等を担当し、褥瘡の情報を栄養科内で共有しています。必要に応じてNSTの介入も提案します |
口腔ケア・嚥下 | 月1回のカンファレンス、週1回の各病棟ミニカンファレンス、ラウンドを行っています。言語聴覚士とは毎日のように入院患者の情報を共有・連携し、食事形態の変更、栄養量の調整を行っています |
緩和ケア | 月1回の委員会、週1回のミニカンファレンス等で、入院患者の情報共有、嗜好食対応を行っています。 外来化学療法患者は必要に応じ栄養指導が依頼され、副作用時の調理方法、体重を減らさないアドバイス等を行っています |
認知症サポートチーム | 月1回の委員会、2~3ヵ月に1回のラウンドに参加しています |
クリニカルパス | 月1回の委員会で、新しいパスや、旧パスの問題点等を話し合います |
感染防止 | 月1回の委員会、2~3ヵ月に1回のラウンドに参加しています |
医療安全 | 月2回の委員会、半年に1回のラウンドに参加しています |
各種カンファレンス(病棟カンファレンス、各患者の退院前カンファレンス)にも参加しています。
院内・院外で、地域の皆様へ向けた健康教室の講師を行っています。
※1年目のスタッフには院内のQC発表会、2年目以降のスタッフには院外活動も含めた健康教室講師や学会発表を行えるようサポートしています。
事前のお問い合わせは栄養科までお願いします
連絡先:059-224-7071(栄養科直通)
休診・代診情報はありません。
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