透析療法がわが国に導入されたのは1954年です。当初は急性腎不全に対して散発的に行われていました。そして、慢性腎不全に対する治療は1963年に外シャントを用いて開始されました。当院は、1971年に血液維持透析療法を開始しています。当時はほとんどの施設でまだ外シャントを使用していましたが、当院は県内で最も早く内シャントを取り入れました。現在の透析センターは、ベット数63床、医師、看護職員32名、臨床工学技士12名のスタッフで運営しています。
2020年末の維持透析患者数は、全国で約34万7千人、三重県では約4200人、全体の平均年齢は69.4歳で年々高年齢化の傾向です。当院でも高齢の患者さんが多くなり、介護・福祉関係の方との連携が不可欠となっています。そのため、医療相談室の協力の下、個々の患者さんにとっての最良の療養環境作りを心がけています。また、個々の患者さんの病態に応じて、その方にとって最もお身体にやさしい透析療法を提供できるように努力しています。
当院では、日中働きながら透析療法を受けていただけるように、夜間透析も実施しています。
また、ビジター(ゲスト)透析も受け入れいたします。
ご希望される方は、お気軽にご相談ください。
遠山病院透析センター:Tel. 059-224-7062 (月から土曜日9~21時対応)
当院の透析センターでは、腎不全に対する透析療法以外にも、各種の血液浄化療法を行っています。当院で可能な主な血液浄化療法は以下です。
各種血液浄化療法に関しても、お気軽にご相談ください。
遠山病院透析センター:Tel. 059-224-7062 (月から土曜日9~21時対応)
2015~2021年
HD(血液透析) | 年間26000回以上実施 |
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HDF(血液濾過透析)オンラインHDF | 適宜実施例あり |
PE(血漿交換療法) | 16件 |
エンドトキシン吸着(敗血症性ショック) | 18件 |
顆粒球除去療法(潰瘍性大腸炎) | 92件 |
腹水濾過濃縮再静注法(難治性腹水症 | 121件 |
β2-MG吸着療法(透析アミロイドーシス) | 3名に実施中 |
HD(血液透析) | ベット数…63床、透析者数…171名 |
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CAPD(腹膜透析) | 透析者数…0名 |
血液浄化療法の種類 | 主な適応疾患 |
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CHF:continuous hemofiltration (持続的血液濾過) |
急性腎不全、急性膵炎、SIRS、MOF |
PP:plasma perfusion(血漿灌流法) | |
LDLコレステロール吸着 | 家族性高コレステロール血症、ASO |
ビリルビン吸着 | 高ビリルビン血症 |
免疫吸着 | 全身性エリテマトーデス 血栓性血小板減少性紫斑病 |
DHP:direct hemoperfusion(直接血液灌流法) | |
PMX(エンドトキシン吸着) | 敗血症、エンドトキシン血症 |
薬物吸着 | 薬物中毒 |
LCAP(白血球除去療法) | 潰瘍性大腸炎 |
GCAP(顆粒球除去療法) | 潰瘍性大腸炎 |
PE:plasma exchange(血漿交換) | 腸管出血性大腸菌感染症 |
CART(腹水濾過濃縮再静注) | 難治性腹水症(胸水症含む) |
役職 | 顧問 |
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主な専門分野 | 腎臓、透析、血液 |
所属学会・資格等 |
日本内科学会認定内科医・指導医 |
役職 | 理事長 |
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主な専門分野 | 腎臓、透析、血液浄化 |
所属学会・資格等 |
日本内科学会 |
主な専門分野 | 血液 |
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所属学会・資格等 |
日本内科学会認定内科医 |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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前半 |
西村 波部 |
竹内 波部 (菅生) |
上野 貴志 |
西村 菅生 |
竹内 宮田 (菅生) |
西村 他 当直表参照 |
後半 |
当直医師 (2週目)西村 |
竹内 (菅生) |
宮田 (菅生) |
西村 |
竹内 宮田 (菅生) |
当直表参照 |
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